心記9 悲心 痛心 優心 救心

2020年5月30日土曜日

心記

t f B! P L


人ごみに揉まれながらも
自分は人とは違うと打ち付けられる 


責任のある仕事は任せられないと
自分の頑張りが胸を締め付ける 

 
雨の下で涙を拭い  
涙の後だけを残し 
 
もう一度を誓い  
繰り返しを残す 
 
辛い度に膝を折る事も  
泣きながら走る日々も 
 
 あの日を拭う為に  
この日を待つ為に 

 
あの日に負けぬ為  
昨日を重ねては  
今一度を繰り返し  
辿りつくこの日へ 
 

 
人一倍頑張るという事 
それは健常者には
一生分からないのかも知れない 
 
口の動きで言葉を読み取る
読話(どくわ)
読唇(どくしん)
を学ぶ為
ろう学校では手話は使わずに
言葉での授業を行っている 
 
それは少しでも社会に
追いつこうとする姿勢を感じるが
社会はなかなか
受け入れてくれないのが現状である 
 
英語を学ぶ義務教育もいいが
手話を学ぶ義務教育というのも
可能性を成長させるには十分なはずだ 
 
手話には国際手話があり
全てではないが国外でも
通用するというのだから
狭い世界の話しではなく
伝達手段として活用できるのだ 
 
 

音は聞こえずとも  
音を聴いてくれている 
そんな人がいるはずだ 
音の無い世界で
生きている訳ではないのだから 
 
 

人一倍の頑張りが
人一倍の優しさが
救われた優しさに
 救う優しさでもある 
 
悲痛の中で生まれた  
痛み入る優しさ

世界はそんな優しさを 
必要としている 



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